おつかれさまです、ケビすけです
自身の転職失敗談としてメンタルダウンから復帰するまでについて記事にしました
私自身、いわゆるブラック企業への転職でメンタルダウンしてしまった過去があります
眩暈や不眠、休みの日も休んだ気がしないといったことが積み重なり、最終的にはメンタルダウンに至りました
今では何とか復帰しましたが、落ち込んでから復活するまで苦労した体験があります
周囲に相談しにくいことかと思いますので、本記事が同じような悩みを持つ方のご助力になれば幸いです
本記事は何回かに分けて記載します
まず第一弾としてメンタルダウンに至ったまでの経緯を綴っていきます
ブラック企業への転職
ブラック企業に自ら望んで転職する人はいないと思います
募集側も「弊社はブラック気質です」と謳う企業はまず見たことがありません
後からであれば、こうしておけばと思うこともありましたが、後の祭りです
採用試験時の面接官はほとんどが外向きですし、職場雰囲気も言葉では理解が不足します
一方で、ネットや周囲の意見では、主観的な意見が多いため、本当にブラックなのかは判断しかねます
事前の情報によってある程度回避できますが、入社して体感することでしか事実はわかりません
ブラック企業の定義はありませんが、居心地を悪くする環境はブラック企業と思っています
私の場合、以下の項目を体験して、ブラック企業と認識しました
- 休日、早朝、深夜問わず頻繁に連絡が来る
- 担当者に責任を押し付ける(自分は悪くないという上司・先輩)
- サービス残業を促す
- 上司の意見が絶対的、有無を言わさない上下関係
- パワハラが横行(大声で怒られ、見せしめにされる)
気付いたきっかけは、前職の職場と明らかに違うと違和感を感じ始めたことです
入社して研修なく1か月が過ぎ、ようやくブラック企業に転職したと認識できたわけです
ブラック企業で働いたことがない人は、ブラック企業なのかすらがわかりません
ただ当時の私は転職して間もないため、我慢すれば大丈夫と信じていました
我慢をするという選択がのちのメンタルダウンに至ったと思います
こういうときの違和感というか直感は当たっているので大事にしましょう
精神的な変化
我慢して1か月が過ぎたことから、精神的に変化が表れ始めました
主な精神的な変化について、以下にまとめました
- 休みの日も休んだ気にならない
- 何かとイライラする、落ち着かない
- 集中力が持続しない
- 上司、先輩と話しするのが怖く感じる
- 考え方が常に後ろ向きになり、何でも自分のせいにする
- 出社前は必ず吐き気がする
本とかで、出社前の吐き気はまさにメンタルダウンの兆候とあります
出社前の吐き気は精神からの傾向であると改めて実感しました
ここまで見れば明らかにメンタルダウンの兆候が読み取れるように見えます
しかし、実際にその立場になるとわからなくなるものです
精神的な変化が出始めたら既に要注意です
いざブラック企業で我慢して、精神的な変化が出ても気付けません
客観的に自分を見る余裕がないためです
精神的な変化は本能の警告として受け止めるようにしましょう
自分との葛藤
一度、休日の連絡等について上司・先輩に相談してみましたが、火に油を注ぐ状況でした
人事担当の部署に相談しましたが、昔はもっとひどかったという昔話で終わります
その会社にとっては現状が普通なので、変わる必要がないと思うのも無理はありません
そこで、自分がおかしいのかなと思い、我慢することを選択しました
また家族にも転職したてで相談するのも憚られたため、相談しないでいました
その結果、我慢の限界がきて、体へも影響が出始めました
我慢しても環境は変わらず、得られたものは精神的変化の進行と体調の悪化だけです
前向きに考えると、自分の限界を知ることができたので、それはそれ良かったです
自社がブラックと認識していないため、変わる必要はないと考えています
自分が間違っているのかと思ったのが、大いなる勘違いでした
期間関係なく、周囲の信頼できる人に相談して自分と向き合いましょう
家族への影響
当時、私には幼稚園に通う子供が2人おりました
そんな遊び盛りの子供に言われた言葉は今でも忘れません
- パパはいつもイライラしてる
- パパと一緒にいてもおもしろくない
- 最近、すぐ怒るから怖い
会社での憂さを家族にあたっていたということがすごくショックでした
今思えば、遊んでいる時も携帯を手放さず、時間ばかり気にしていたと思います
改めて、申し訳ない気持ちでいっぱいです
当時はそんな大事なことすら気付かない状態に陥っていました
精神面からの警告、家族からの警告を受け、最終的に体に影響が出始めました
子供にいわれるまで気づかなかったのは情けない話です
我慢した結果、自分を追い詰め、家族にも迷惑をかけていました
家族のためにも我慢は良くないことを痛感しました
体の異変
我慢して6か月頃から、遂に体調にも影響がでるようになりました
個人差はありますが、私の場合は次のような異変が出ました
- 通勤時、眩暈が起き始める
- 夜中々寝付けない(次の日が休みでも)
- 急に目が覚める
- 頭痛が頻繁に発症する
- 常に体が重い、だるく感じる
本とかネットで書かれていることそのままでした
精神の変化が見られ始めてから、時折ストレスについて検索しておりました
「まさか、自分が」と思って他人事としてはいけません
眩暈については頻度が高くなり、途中下車することもありました
体へも影響がでてさすがの私も我慢の限界に達していることに気付きました
そこで漸く家族にも相談しました
体へ影響で始めたら、サインではなく警告です
最終的には、体をコントロールできなくなってしまいます
他人事と思わず、今の自分をよく見てください
診断結果は躁鬱状態
家族に相談し、病院の精神科に通ってみることにしました
先生から簡単なカウンセリングを受けた結果、「躁鬱(双極性障害)」と診断されました
段階にもよりますが、いわゆるメンタルダウンしてしまっていました
しかし、カウンセリングを受けて自分を振り返ると納得したことを覚えています
「こころの情報サイト」に症状やチェック項目が掲載されていますので、ご参考に
※リンクより「こころの情報サイトHP」に移動します
私の場合、医師からも原因は明らかでしたので、職場離脱の優先を第一とすることとしました
病院に行くことで、自分をより客観的に見ることができました
我慢できない状況であれば、医師への相談も視野に入れましょう
病院へ行き、職場離脱を決意することができました
短期離職を決意
大きく分けて次の3つを以て、短期離職を決意しました
- このまま我慢しても心と体の悪化は進行するだけ
- 自分だけでなく家族にも悪影響を与えている
- 職場環境が変わる見込みはなく、自分で変えるには困難
しかし、家族が後押ししてくれたおかげで、短期離職に向けた行動をとることができました
本当に感謝しております
ブラック企業から離脱する際、周囲の目を気にする必要はありません
自分、そして家族を守るためにも戦略的に必要な撤退です
ブラック企業で我慢する分、復帰するまで時間も長くなります
まとめ
ブラック企業でのメンタルダウンは決して他人事ではありません
繰り返しになりますが、短期離職に至るまでに気付いたことをまとめました
- ブラック企業と自覚するのは入社してから(ブラックと知っていたら入社しない)
- 先に心に影響が出て、次に体に影響が出始める(心に影響が出ること自体がサイン)
- 我慢して得られるものは何もない(更に辛くなっていくだけ)
- 自分だけでなく家族の関係にも支障をきたす(溢れた我慢は家族にあたりかねない)
- ブラック企業の短期離職は戦略的な撤退(辛さを体感できるのは自分だけ)
なによりも、メンタルダウンする前にブラック企業から撤退することが望ましいです
メンタルダウンすると、すぐに通常の精神状態に戻るというわけではありません
次回、次の転職先が決まるまでにメンタルが復帰していく過程について記事にします
ご拝読くださり、ありがとうございました
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